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「やっぱりインドが好き」インド旅行記7日目(最終日)

 バラナシからデリーまでの13時間の寝台電車の旅を終えて、いよいよ最終日。お昼頃までホテルでくつろぎ、いざ最終日のデリーの街へ!

 初日にスコールに見舞われて行けなかったニューデリーのコンノートプレイスを目指すことに。ここはショッピングセンターがあったり、ビジネスの中心地があったり、いわゆる中心地。どのインド旅行記を読んでも、「旅行会社を紹介するよ」系の詐欺がすさまじい人数いるので、日本人旅行者は疲れ果てていた。

 でも、最終日に私たちは本当に良い出会いをした。移動のために乗ったオートリクシャー(三輪タクシー)の運転手さんなんだけど、本当に親切で気さくな人で、ずうずうしくもないし、詐欺でもないし。結局一日案内してもらった。おじさんは、メモ帳を大切にしていた。そのメモ帳には、たくさんの日本の観光客が記したおじさんへのメッセージが書かれていた。

 みんな「とても楽しい旅になった!またインドにきたらよろしくね!」「案内ありがとう!最高!」などと日本語の手紙と名前やメールアドレスが書かれている。おじさんも、本当に日本人が大好きだと言っていた。なんだか信頼できそうな人だ!

「もう、いいよ〜。観光は〜」と最初思っていたけど、結局案内してもらってよかったな。

 すごく人なつっこいおじさんは、紫色のシャツを着ていて「すてきなシャツ着ているね!」と言ったらすごーく喜んでくれた。「ワイフが買ってくれたんだよ。これと、黒の二枚」と、のろけ話。きれいな奥さんと、四人の子どもたちの写真も見せてくれた。

 一番上の子どもは大学生だと言っていたおじさん。インドの学費や生活費はわからないけど、オートリクシャーの運転手はすごい薄給だと思う。半日連れ回しても正当な価格なら一日1000〜2000円の売り上げだと思うの。詐欺などせずに、頑張るおじさんを応援したくなるよ。

 はじめて訪れるニューデリーの街に驚愕する。大統領府やインド門に行ったのだけど……きれいだ。はじめて、インドに来て整備された都心を目にする。

 この街に最初に行っていれば絶対にインドのイメージは違っていただろうな−。

 大統領府は本当に、すごいスケールで大きくて嬉しかった。インド門も、圧巻の光景! 高級ホテルも建ち並ぶ街並み。ああ。こんな場所もあったのか!! インドは国中スラムだと思ってしまっていたよ。


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 私たちはお昼にマクドナルドに行った。牛肉が食べられない国のマックってなんだか興味があって。せっかくだからなかよくなった運転手のおじさんも一緒にランチ。ごちそうさせていただきました。おじさん、すごい喜んでいたけど恐縮していてかわいい。

 ちなみに、マックはチキンフィレやフィレオフィッシュが中心。コロッケバーガーみたいんもあった。もちろん、ふつうのビーフハンバーガーはない。

 たー坊と運転手さんは、マハラジャバーガーといういかにもな名前の(笑)インド版ビッグマックを食べていた。カレー味のチキンバーガーといった感じ。やっぱり、なにを食べてもカレー味! 私はもうカレー味嫌だったので、……チキンフィレ食べましたよ。


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 そして、コンノートプレイスに来てはじめて「(働いているであろう)洋服姿の女性」に出会う。けっこうびっくり、感動した。インドの女性は本当にサリーなどの民族衣装姿ばかりなので、すっかりそっちを見慣れてしまっていた。この場所は、インドの政治、経済、ビジネスの中心地なのね。名目上カースト制度を廃止して近代国家の仲間入りをして60年以上経つインド。ようやく洋装で働く女性も増え始めてきたところなのかな。

 でも、インドの中心地が、インドで一番詐欺だらけってどうなのよ。頑張れインド……。

 ちなみに、今や平和なショッピングセンターのコンノートプレイスは、5年前に大きな爆破テロがあって100人以上が死傷している。日本でいえば、渋谷のスクランブル交差点や六本木ヒルズでテロがあるようなもの。日本では考えられないような爆破テロがインドではまだ起こってしまう。違う宗教と貧富の差が混在しているからこんなことが起こってしまう。問題は、やっぱり根深い。



 さて、ここでもハイカースト風な方々とたくさんお逢いしました。またイケメンたちと写真を撮る。みんな、写真を撮ってくれって寄ってくるのがおもしろい。インド人セレブ美男美女にも2ショット撮影をお願いされた。旅先の写真ってやっぱり人が写っている方が思い出深いから、なんだか良い写真がたくさん撮れました。


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 さまざまお寺や紅茶屋さんなどの観光を済ませてから、またまたアーユルベーダに行ってきた。インドのアーユルベーダ、つくづく奥が深い。また全裸にされた(笑)初日のお店と違って、ふんどしさえしてくれない。本格的にすっぽんぽんなわけ。これ、どうなんだ(笑)?? タオルで隠してもくれないし、もう生まれたままの姿での全身マッサージ。おでこにごま油を垂らすシローダーラは本当に気持ちいい。爆睡してしまった。

 でも、やっぱり終わったあと、体中が香ばしくなるんだよな。これはちょっと困りものだ。

 運転手のおじさんとたー坊は私がマッサージされている間にすっかり仲良しになっていて、二人でインドの歌を歌っていた。おじさんのスマホで音楽を聴かせてもらったらしい。楽しそうでなにより。

 おじさんは日本のギャグが大好きらしく「そんなんの関係ねー」とか「だっちゅーの」とか言っていた。「古い」とつっこんだら、最新のギャグを教えてくれということになり「いつやるの?」「今でしょ」を伝授。おじさん、えらく気に入ったらしく、終始「いつやるの?」と聞いてきて大変だった。……ま、あっという間に古くなると思うけど、しばらく日本人のお客さんとの掛け合いを楽しんでおくれ。



 時間が近づきおじさんとの別れ際、私たちもおじさんのメモ帳にメッセージを書きました。インド人は詐欺とぼったくりだらけで本当に心が折れることばかりだけど、こういう良い人まで嫌われたらいけない。「おじさんのおかげでインドが大好きになりました。ありがとう」と伝える。これは本当で、何度も嫌いになりかかけたインドを、最終日の出会いで挽回することができた。

 おじさんは「次インドに来るときは、必ず無料で観光案内する。我が家にもぜひ遊びに来てくれ。奥さんがチキンカレーを作ってくれるよ。とてもおいしいんだ」と言ってくれた。

 うん。きっと、おじさんの奥さんが作ったチキンカレー、本当においしいんだろうな。おじさんのあたたかい家庭が簡単に想像できる。そういう風に、インドを身近に感じていく。自分とインドの距離が近づいていくことを、旅の終盤に実感した。



 楽しかったおじさんとの観光も終わり、私たちは再びホテルへ。あと3時間後にはホテルを出て空港へ向かう。

 ああ……。いよいよインドともお別れか……思い残すことない! と思っていた矢先、最後のサプライズイベントが待っていた!



 たー坊の“仕事の取引先のお得意さんの同級生”とういう私たちにとっては見ず知らずの日本人がデリーに住んでいるとのこと。“連絡するので、その方に、ごはんをごちそうしてもらいなさい”という指令がFacebook上に(笑)

 もう私たち数時間後に日本に帰国するし、そもそも、その方にとってもすさまじく見ず知らずの若夫婦にいきなりご飯をおごれと言われても……の、はずが……。

 なんと、そのインド在住の方の元に、日本の同級生からやはり急遽Facebook上で連絡があったらしく、快く承諾してくださった。帰国直前に、急遽会食ができることに。大急ぎで車を飛ばしてはるばる1時間以上掛けて、ホテルまで来てくれました。富士フイルムにおつとめの善さんというすてきなおじさまです。

 当然「どちらさまですか」に近い「はじめまして」。でも、「これもご縁だから、ご飯ごちそうしますよ」とのこと。なんなんでしょうか。神様なのでしょうか。善さん。

 というわけで、善さんの運転手付きのセレブカーに乗って、超高級ホテルへ。最後の夜ままさかの超高級ホテルでのディナーでした!! すごい展開ね! 「インドにこんなところがあったのかい!」と思うことが多い最終日。最高級ホテルのリッチさたるやただごとじゃなかった。


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 インド駐在中の善さんと、日本から指令メールを送った方は、大学の同級生だったとのこと。むしろ大学卒業後の数十年はそれほど会っていないと……。ますます、私たちとの関係が遠くなる善さん。

 でも、なんだか善さんはすごく気前のよい陽気なおじさんで、楽しい会食だった。高級インド料理を食べ、ビールも何杯も飲んだし、デザートまでいただいた。

 インドのローカルなお店でカレーばっかり食べていた私たちには、最後のご褒美だった。こういう出会いも旅なのでです。善さん、ごちそうさまでした。

 私たちは貧しいバックパッカーだから、インドに暮らすってそうとうやばいのではないかと危惧していたところ、善さんは笑って否定。日本人駐在員はちゃんと海外駐在員用の街の安心安全、清潔な場所に住んでいると。なにより善さんは運転手付きの車で登場したり、何年もインドに住んでいても、むしろこの旅の私たちのような経験はしていないそう。「過酷すぎてすごい」と恐れおののいていた。ああ、なんだかほっとした(笑)


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 さんざんインド料理と、ビールをごちそうしてもらい、いよいよ岐路に。夜中の飛行機に乗るために22時頃ホテルを出発した。

 空港まで送ってくれたガイドさんは、日本語がとても上手だった。トヨタなどの日本企業で通訳もしているそう。最後の夜ということで私たちは浮かれてご機嫌だったので、ガイドさんの恋の話を聞いたりする。聞けば、オーストラリア在住のマイちゃんという日本人の女の子と仲良しらしく、毎晩チャットやネット電話をしているらしい。マイちゃんはお酒ばかり飲んでいて、酔っ払って電話するのがおもしろいと超嬉しそうに言っていた。

 ガイドのディーちゃん(ディーパックさんと言うけど、マイちゃんにはそう呼ばれているらしい)は、イスラム教徒だからお酒を飲まないのだけど、酔っ払いのマイちゃんが好きというのは、ええ話や。(つまり、うちだっていい夫婦だ)

 

 楽しい話がつきぬまま、ついにデリー空港に到着。ああ、ついにディーちゃんとも、インドともお別れか……と思ってセキュリティーが厳しいインド空港の入り口でチケットチェック。つまりチケットを持っていないと、空港にも入れないとのこと。



 ……ここで、最後の最後の大トラブルが起きる。



 わたし……Eチケットの紙をなくした………。



 バッグをひっくり返してもない〜。空港に入れないので、交渉もできない。

 私は容赦なく空港から閉め出され、ディーちゃんに泣きつく。

「かえれないーーーー!!!!」と……。

 てかさ、てか、てか、てゆうかさ、Eチケットなんだけど。紙のチケットじゃなくて、Eチケットなんだから、紙、いらなくね?! ANAのカウンターとさえ喋れれば全然飛行機に乗れるんだけど「ちょっとANAカウンターと喋らせてよ!」と入り口の警備のインド人に言うも「NO! チケットない人は空港に入れません」だって。まじかよ……まじかよ。Eチケットの意味! 

「私……本当に……帰れないのでは……」恐怖にぞわぞわしてくる。ちなみに私のパソコンにEチケットのデータはない(HISから送られてきた紙しかない)。

私が、デリー空港の入り口でバックパックの中身をぶちまけて打ちひしがれていると「だいじょうぶ、だいじょうぶ」とディーちゃんに慰めてもらう。かといって、もちろんチケットのないガイドのディーちゃんも空港内に入れないので、なすすべもない。

 ここで唯一チケットを持っている人、たー坊が空港内に一人乗り込む。ANAカウンターに行って連れがチケットをなくしたことを交渉するとのこと。最後の望みがたー坊に託された。待つこと10分ほど……。

 たー坊はニコニコしながらチケットを差し出してきた。「この仮チケットで入れるって〜。ANAの日本人に相談したらすぐにダミーチケットを発行してくれたよ。eチケットデータがはすぐに調べてくれるって〜」だって。

 私はほっとしてから狂喜乱舞。無事に、これで日本に帰れる!! まさかこんなところに最後のトラップが仕掛けられているとは。ディーちゃんも良かった良かったと言ってくれた。ありがとうディーちゃん。マイちゃんと仲良くな!

 まあ、このデリー空港っていうのがくそやろうで、本当にセキュリティーが厳しく融通がきかない。まだ戦争してるような現状もあるから、厳しいのは仕方が無いのかもしれないけど……なんというか段取りがとにかく悪すぎる。荷物チェックと税関と、10メートル進むのに2時間くらい掛かった。ああ……疲れ果てた。

 最後のビールを終えて、ついにインドを離れることに。さようならインド。



 また……来る……よ???



 うん! 必ず私はインドに来る! 来たい!



 インドっていう国は特別で「最低だった。もう絶対に二度と来ない」と思うか「魅力に取り憑かれた。何度も来たい」と思うかどっちかにはっきりとわかれると言われる。



 私は、後者。こんなに大変だったのに、きっぱりと。



 辛くて大変で、ハプニングだらけのインド旅行だったけれど、私はこのころにはもう帰るのが哀しかったし(いや、実際飛行機チケットなくしたときは、帰りたいと懇願したのだけど・笑)、名残惜しくて泣きそうだった。

 いつか、また来たいな。単純に次はもっと上手に楽しめると思う。もう、詐欺に騙されないぞ! 攻略したぞ!



 暑苦しく、薄汚い街も、12億人の雑踏も、街中を闊歩する牛や、猿や、犬も、美しいタージマハールも、ガンジス川も、毎日のカレーも、時刻通りに動かない電車も、詐欺につぐ詐欺につぐ詐欺も! 全部ひっくるめて私のインド旅行。大雨に打たれて変なバスに乗ったことも、絶対に目的地に連れて行ってくれないオートリクシャーも、ああ、インドで体験できてよかったなって、本気で思う。

 人なつっこくて暑苦しいインド人たちとの交流もすごく楽しかった。

 世界は広いんだ。みんなが世界のどこかに必死に生きているんだって、実感した。



 私は、旅は人生の縮図だと思っている。

 楽しいことも、苦しいこともある。

 ものすごく頭を使うことも、失敗することも、成功することもある。

 人との出会いがある。そして別れがある。



 そして、旅を共に過ごす人とは、強いパートナーシップが築ける。人間としての力がすべて発揮できるのが旅だと思う。



 旦那のたー坊は、基本的にぼんやりおっとりした人だけど、たくましいバックパッカーだから旅のときはすごく頼もしいね。喜怒哀楽が激しすぎる上に、すぐパニクる私は何が起きても大騒ぎするんだけど、たー坊のすべてにおいて「大丈夫大丈夫」というフラットなスタンスはなんともありがたい。(たまに「本当に大丈夫かよ!」「何を根拠に大丈夫なんだ!?」と、イラつくこともある・笑)



 だから、私はちょっと過酷な旅を選んでしまう。

 楽しくて快適なばっかりが人生じゃないからね!





 長々とおつきあいいただきありがとうございました。

 途中休んだり、時間が掛かってしまいましたが、インド旅行記、無事完結です!

 

 どこに需要があったのかわからないけれど、すごく刺激的で考えることが多かった旅だから、どうしても記録に残したかった。何一つ忘れたくないから。



 よかったら、感想聞かせてもらると嬉しいです。コメント待ってます。

 

 あと、インド旅行行く方は一言ご相談ください(笑)

 いろいろと、忠告があります(笑) 



 おわり。



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